〈読書〉理想の邪魔をするのはいつだって感情『沈黙』(著:遠藤周作) vol.2

目次
●オープニングトーク(0:00〜)
●読書ノート(03:15〜)

 

 

こんにちは、しーたんです。

今回も先週に引き続き、遠藤周作さんの『沈黙』を読み終えての感想になります。


自分の関心ごととしては、これまでキリスト教にも歴史にもあまり興味がなかったのですが、『海と毒薬』『悲しみの歌』を読んで遠藤周作さんの作品が今の自分には不思議とすごく染みるなぁと感じたことから、今回『沈黙』を読んでみることにしました。

読み終えてみて、すっごく「読んでよかったなぁ〜〜」と感じた作品でした。

物語は1600年代の話ということで、今自分がいる環境とはあまりにもかけはなれすぎていて、正直なところ感情移入という点ではあまり心が動く作品ではありませんでした。

ただ、400年もの月日が離れた遠く離れた人の中にも、今と変わらぬように人間が抱く、
「信じていた人に対する憎悪の感情」
「何かにすがりたい思い」
「自分の命を捧げても人の役に立ちたいという思い」
などの様々な感情からは普遍的なものを感じました。

大先輩からたくさんの学びを得られる作品だったなと思います。

 

 

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